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『少食派は仕事ができる人』って言われても困ります

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興味深い記事がエントリーされていたので、ちょっくら考えてみようと思います。

【リンク:仕事ができる人は「昼ごはんを食べない」って本当?】

こちらの記事は『できる男は超少食』(船瀬俊介/著)という本を参考に書かれているのですが、ダイエットというよりは「少食推進」「少食主義」「少食最高!」というような内容です。

以前エントリーした【リンク:短期間ダイエットはダメ!リバウンドしにくい長期間ダイエット法】で、『摂取カロリーを徐々に減らす』というような記事を書きました。ちょっと似たようなところもあるような、ないような・・・。

著書の内容にあまり言及してしまうとネタバレになってしまうので、リンク先の記事に掲載されている内容について考察します。

まずはじめに私(53歳/男性)は『身長167.5cm』『体重48kg』です。
ウィークデーは3食(朝昼晩)、土日祝は2食(朝晩・たまに3食のときもあります)というケースが多いです。摂取カロリーで言うとウィークデーは1600〜1800kcalぐらい、土日祝は1200〜1500kcalぐらいです。

『超』はつかないと思いますが、世間一般からみると『少食』ですよね。

そんな私なので、『できる男は超少食』(船瀬俊介/著)に共感するようなことがあるだろうと考えていたのですが、共感できるところは少しだけでした。

 

超少食の共感できるポイント

ちなみに、船瀬さんは「食べることをガマンしなくていい」と言っている。なぜなら「1日1食」は宗教の教義や戒律ではないからだ。うまくいけば「食べなくてもいいかな」と思える時間が長くなる、いままで食事をしていた時間をつかって好きなことができる、そういうオマケがついてくる。それだけのことだ。

「食べることをガマンしなくていい」という部分には共感できますが、当たり前のことだと思います。ガマンするとストレスになり、集中力が低下して仕事などに悪影響が出てしまいます。糖尿病などの治療のために食事制限をするなら仕方ありませんが、特に病気でもないのにストレスになることを無理強いしてはならないと考えています。

ベジタリアンである船瀬さんも肉を食べることがある。ときには1日1食にこだわらず、親友たちとの酒盛りで夜遅くまでたらふく飲み食いを楽しむ。

これは私も大賛成です。ダイエット中でも月に1〜2回ぐらい暴飲暴食(限度はありますけど)してもイイと思っています。

 

 

超少食に共感できないポイント

少食にはさまざまな健康効果が認められるという。たとえば、肌に張りがよみがえるなどの若返り、回春、必要な睡眠時間が短くなる、メタボリック症候群の改善、脳がスッキリして記憶力アップなど。(省略)夜の7時。ようやく船瀬さんが飯を食う。ある日の献立は「玄米小豆ごはんと、野菜と豆腐や麸、油揚げを入れた具だくさん味噌汁、なすとほうれん草の味噌油炒め。デザートは自家製豆乳ヨーグルトにフルーツをたっぷり入れて」というものだ。

まず著者の船瀬俊介氏ですが、Wikipediaによりますと『1950年4月27日生まれの67歳』の方です。Google検索でご本人の画像が出てきますので拝見しました。

身長や体重などは不明ですが、見た目は年齢相応だと感じました。どう見ても50歳代には見えないです。よって見た目の『若返り』というのは違うかな〜と感じました。

そして「少食のわりには痩せていない」「食事内容のわりには筋肉質で体型がガッシリしている」と思いました。

1日1食という生活をどのぐらい続けてらっしゃるかわかりませんが、もっと細くなるはずです。個人差はあるとは思いますけど見た目のBMIは19〜20ぐらい(普通体重)ありそうです。もしかすると高齢ということで代謝機能が緩やかになっているだけかもしれませんし、なにか食事以外でカロリーを摂取しているのかもしれません。

もし仮に船瀬俊介氏が本当に1日1食ならば、医学的根拠を示すためにもDNA解析を含む精密検査などをされてみるとイイかもしれません。そのほうが著書の信用性が高まりますし・・・なんと言っても現状を見る限り違和感がありすぎです。

このようなブログではなく有料で販売している著書なのですから、もう少し根拠となるようなデータを提示してほしいですね!

例えば著者の1ヵ月の食事(メニューや量など)と体重などの変化や1日の運動量など。著者以外の協力者とかでも良いのですけど!

極論のように見えて、そこへ至るまでの過程はごく常識的なものだ。間食をひかえて、腹八分目をこころがけ、基礎代謝をおさえれば、食べなくてはならない量がへって、健康を維持したまま3食から減らせるかもしれない。たとえば、3食のうち昼飯を食べなくても体調が良いということになれば、仕事がはかどる。多くの会社員にとって午後は仕事のピークであり、昼食のせいで眠気もピークをむかえる。生産性を高めるという観点からも悪くない健康法ではないだろうか。

根本的に『1日3食を2食もしくは1食にする』ということには共感できません。私は1日の摂取カロリーさえ計算できていれば『1日4食』でもイイと考えています。世の中まったく同じ人間はいませんので、必ず個人差というの多かれ少なかれあります。そのデータを集めて平均化しているだけなので、平均値から遠い人は『まったく当てはまらない』ということもあります。

つまり『1日1食』の人もいれば、『1日4食』の人がいても不思議ではないのです。

それとエントリー記事では触れられていませんが、ファスティング(断食)の件については自己責任なら好きにして良いと思います。気持ち的な問題(メンタル)で宗教や修行のような意味合いでやる分にはそれなりの効果があるように思いますが、カラダに良いか悪いかで言うと『ほとんどの人にはカラダに悪い』と思います。

これは『自分の意志で脳を自由に操作することはできない』からです。

食事をしない(栄養を摂取しない)と脳が『飢餓状態にある』という判断をします。どのぐらいで判断するかは個人差がありますが、多かれ少なかれ脳へストレスを与えてしまうことになります。なんどかファスティングを経験すれば脳も慣れてくるかもしれませんが、無駄なストレスを与えることこそ不健康です。

『超少食』がイイか悪いかは人によって違うと思いますが、気をつけてほしいのは『カラダと摂取カロリーのバランス』です。人間は少ないエネルギーでも生きて行けると思いますが、これも個人差が大きいです。
1日1食だとその1回の食事で1000〜2000kcalというカロリーを摂取するのは危険とも言えます。まぁ本書ではカロリー理論は否定されていますけど(笑)!

 

ここからは【リンク:仕事ができる人は「昼ごはんを食べない」って本当?】以外の著書内容にも少しだけ触れてみます。

 

有名人が『超少食』というのを実名を挙げて紹介していますが、高齢者や極一部のプロスポーツ選手などです。浮世離れした生活を送ってそうな方々を紹介されても私のような一般サラリーマンとは違うと思います。

さらに「長寿の高齢者も少食」みたいなことが書かれていましたが、年齢を重ねるごとに食生活が変化して行ったと考えるのが妥当です。

私自身も53歳になって、昔を振り返りますと一番食べたのは中学生の頃です。それから徐々に食事量は減ってきています。

食事の好みも随分変わりました。

20〜30歳代はやっぱりお肉大好きでしたが、今では魚料理や野菜炒め・サラダなどをよく食べるようになりました。味噌汁などは野菜・豆腐・わかめなど具沢山が好みになりました。以前は味噌汁がなくても良かったのですが、暖かい汁物を好むようになりました。白米の量も今では半分ぐらいですし、副菜もあると嬉しくなりました。

自分の親も見てきたのでわかりますが、まったく同じです。年齢とともに食事は「量と質」が変化するモノです。

 

船瀬俊介氏の著書は「私はこのような食生活を送っています」「このようなやり方もありますよ」という感じで読まれるとイイかもしれませんね!

信じるか信じないかは・・・アナタ次第です!

 

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