ちょうど20年前の今頃だったかな〜?
バイク関係の友人の奥様の知合いが銀座高級クラブのママさん(以下ママさん)で、当時ではまだ日本では発展途中だったインターネットをいち早く導入してホームページを作りたいとかいう話になり、なぜか私のところにその話が転がってきました。
当時のホームページというのは主にテーブルを使ってレイアウトしていくのですが、PCの環境やブラウザの種類によっては「レイアウト崩れ」などが発生したり、まだ過渡期でしたね〜。光やADSLより前の時代、まだアナログモデムやISDNの時代でした!
で、なぜ私のとろにホームページ制作の話が舞い込んできたかというと、ホームページ制作会社に依頼して見積りを貰ったら200万円以上かかるとかで、「誰かもっと安く作ってくれる人を知りませんか〜?」ということで私に話が回ってきました。
その頃は趣味で自分のホームページを作って遊んでいたのですよ(すでに閉鎖してます)。主にオートバイに関するホームページだったのですが、ツーリングのレポだとか自分のバイクのメンテだとか・・・いま思うとブログっぽいことをやってましたね〜。
人の役に立てるのならということでホームページ制作を引き受けることにしました。
数日後ママさんから直接電話をいただいて、とりあえず日曜日に銀座でお会いすることになりました。
銀座のクラブって日曜が定休日のところが多く、祝日などもお休みのところが多いんですって!
日曜日の当日、銀座にあります某ホテルのロビーにて待ち合わせ。
ママさんとホテルで待ち合わせって・・・何もないですけどドキドキしますね!
夕方近くでしたが、ロビーには人があまりいなくて「シーン」としてました。
そこには小柄な女性が『何かのオーラ』をまとっていらしたので、「あ〜、この方だな」と思い声をかけしました。
やはりママさんでした!
かわいい!美しい!キレイ!な方です。若干舞い上がってテンションアゲアゲになりそうなのを抑えて、まずは名刺交換。
当時は会社員でしたが、何かと便利だったので個人の名刺を作って持っていたんですよ。
挨拶もそこそこに、まずは打ち合わせです。
どんなホームページにしたいのか?
どんな色が良いのか?
ホームページの内容や資料・画像などなど・・・。
なんせホームページを依頼されて作るのなんて初めてのことですから、ちょっと要領をえません(スミマセン)。色々考えてお聞きすることなどメモしておいたのですが、ギコチなかったかもしれません。
打ち合わせもなんとなく順調に進み1時間が経過した頃、
おお〜、ぜひ拝見させてください〜〜〜〜!
某ホテルから5分ほどのところにお店があり、定休日なので鍵を開けていただいて中に入ってみますと、ソコには『異次元の別世界』というほどでもないですけど、あきらかに豪華な胡蝶蘭などが飾られておりました。
ママさんの話によると、試合後にK氏が1人で来店すると、まず現金100万円をお店に渡すそうです。そして数時間後にお店側が「K様、そろそろお時間です」と会計が100万円になったときに帰るんだって!
ちなみに100万円の中にはK氏のタクシー代も含まれていて、K氏専用のタクシー運転手さんなのでどんなに酔っていても帰宅できるんだそうです。
ちなみに来店時の支払は『100万円×人数』だそうです。
ということは当時のプロ野球選手が使っているロッカーには、何百万円〜という現金が入っているということですね。
へぇ〜、そーゆー世界なんだ・・・(よくわかっていないけど)。
もちろんK氏以外にも一般のお客さんはいるワケなんだけど、写真撮ったりとかサインおねだりしたとかないのでしょうか?
さすが『銀座の高級クラブ』です!!
※ちなみにK氏とは在京球団の有名投手だった方です!!
お店をあとにしてもう一度ホテルのロビーに戻り、最終の打ち合わせをします。
必要な資料やデータなどはお預かりしたので、特に打ち合わせうすることもなかったのですが、ママさんから意外な一言。
ヤバいっす、誘惑されているワケじゃ絶対無いけど、ママさん艶っぽいです(笑)。
しかしホテルのロビーって初めて利用しましたが、『ほぼ喫茶店』なんですね。手慣れた感じでママさんビールを2つご注文されました。
ビールをいただきながらのお話しはすでにホームページとは関係なく、銀座で働くようになった経緯とか、ゴルフの話とか、娘さんの話とか・・・。ちなみに呑んだビールはお互い3杯でした(笑)。
小一時間ぐらいおしゃべりを堪能させていただいたころ、白い調理衣に白い帽子をかぶっている方が近づいてきました。手には紙袋2つ持ってます。
なんだろうと思ったら、ママさん財布を取り出しお会計してます。
へっ?な、なんと紙袋の正体は『お寿司の折り詰め』でした(合計4つ)。
し、しかもですよ・・・・誰もが知っている超名店『銀座久兵衛』ですよ。
【リンク:銀座久兵衛 http://www.kyubey.jp/shoplist_ginza】
たぶん今回の件がなければ、折り詰めとはいえ一生食べることのないお寿司です。
一瞬「へぇ〜、配達とかしてくれるのか〜」と思いましたが、すぐに気付きました。
銀座の高級クラブではお客さんがお寿司を注文したりできるシステムなんですよね。聞きはしませんでしたが、たぶんママさんのところはいつも『銀座久兵衛』をご利用されているのでしょう。
そんなこんなでママさんとはしばしお別れです。
そう言ってタクシーに乗り込まれ、帰宅されました。
私はもちろん電車で帰宅ですよ!
もちろん電車に乗る前に奥さんに「帰るコール」をしなくては!
ホームページ制作のお話しはまた今度!