梅雨の時期とか車のフロントガラスが曇ることって良くありますよね。車を運転される方にとっては、相当厄介です。
これから寒くなる冬も同じくガラスが曇りやすい季節です。
一般的な曇り除去法としては『外気導入にしてエアコンONにする』なんですが、エアコンが除湿してくれるので、曇りが取れます。
しかしエアコンを入れると温風になるまで時間がかかりますし、さらに燃費が悪くなるというのが悩みのタネです。とは言っても視界が悪くなると危険です。
そこでこんな簡単な方法でフロントガラスの曇りを除去することができるという方法を紹介します!
《猫砂を使った除湿法》
シリカゲルの猫砂を使います。
シリカゲルとは『乾燥剤』のことで、よくお菓子とか海苔とかに入っている3〜5cmぐらいの四角いヤツがそうです。
シリカゲルはバツグンの除湿力があります。
と言ってもお菓子に付いてるレベルでは車のフロントガラスの曇り除去なんてできません。もっと大量に必要となります。
そこで手に入りやすく安価なのが『シリカゲル猫砂』だったりします!
しかも使い捨てではなく何度でも再利用可能なので、結果的にリーズナブルなんです。
●用意するもの
シリカゲルの猫砂(3Lぐらいあれば余裕)
靴下×2足(色は黒が目立たないのでオススメです)
※靴下1足で1本の乾燥剤を作りますので、合計2本の乾燥剤を作ることになります。
※靴下は安物で良いのですが、新しいものの方が良いです(穴が開いてなければ古くてもOK)。
※注意:猫砂は使用しますが、猫は使用しません!
1. まず靴下の片方だけにシリカゲル猫砂を入れます。目安としてはギュウギュウに入れずに、ちょっと柔らかい感じでOKです。
2. 適度に入れたら口の部分を輪ゴムなどで縛ります(直接靴下の口を縛ってもOK)。これを靴下Aとしてます。
3. もう片方の靴下Bに靴下Aの口を閉じた方から入れて、靴下Bの口を輪ゴムなどで縛ります(直接靴下の口を縛ってもOK)。これで筒状の除湿乾燥剤の完成です。
※同じものをもう1つ作ります。合計2本です。
2本作ったら車のダッシュボードの上に、フロントガラスの左右1本ずつへ置きます(イラストの白い点線あたり)。吹き出し口を塞がないように注意してください。
これで車のフロントガラスの曇りが除去されます。
※車種やその時の環境により曇りの除去に違いが出ます。2本で足りない場合は3本使用してください。
※フロントガラスの曇りが白いレベルの除湿に向いています。曇りが水滴になるような場合は、水分を布で拭き取ってください。
※靴下Aを作るのにストッキングなどの利用も可能です。要するに猫砂がこぼれなければ良いです。
《再利用の方法》
『除湿力が落ちてきた』→シリカゲルの給水力が落ちてきたということになります。そこでフライパンなどを使い、弱火でフライパンを揺すりながらゆっくり加熱してあげると溜め込んだ水分が蒸発して再利用することができます。
電子レンジや直火で熱すると破裂する可能性がありますので、ご注意ください。
※作った乾燥剤は丁寧に取り扱ってください。猫砂が砕けると靴下から漏れてくることがあります。