「料理レシピの電子書籍」とは食品メーカーのホームページなどに掲載公開されている「料理レシピ」を電子書籍(ePUB)としてまとめ、消費者が御社ホームページからダウンロードされたり、電子書籍配信サイトなどからダウンロードするという内容です。
この「料理レシピの電子書籍」は「消費者がスマートフォンで閲覧する」ことを前提に考えていて、消費者にとってはホームページよりも電子書籍ePUBのほうがメリットがあります。
まずホームページの「料理レシピ」をスマートフォンで閲覧するには2つの方法があります。
1. LTEや3GによるWEB接続
LTE(3.9Gもしくは4G)は携帯電話会社の高速携帯通信規格で、ほとんどのスマートフォンで利用されています。LTEは接続容量制限が設けられていて、携帯電話会社との契約によりますが1GB〜13GBぐらいで制限がかかり、容量制限を越えてしまいますと100kbps〜300kbps接続になります。3Gは1つ前の通信規格になりますが、音声通話回線として使われていることが多いですが、WEB接続回線としても利用できます。
2. WiFiによるWEB接続
自宅・飲食店・鉄道など交通機関で利用できるWEB接続です。自宅は光回線やADSLなどのプロバイダー契約していることが条件となります。飲食店や鉄道など無料でWiFiを利用できるところがあります。
上記の通りWiFi利用によるWEB接続では問題ありませんが、LTEや3G接続は「接続容量制限」があるため消費者にとってネックになります。外出して買い物をする際にレシピを確認したいときなどは、ホームページを見るしかありません。中にはスマートフォン用に最適化されないホームページも多く存在していますので、せっかくの料理レシピも消費者にとってはマイナスのイメージなります。
もちろん料理中に台所で「電子書籍の料理レシピ」を置いて調理法を確認したいでしょうから、デスクトップパソコンよりもスマートフォンのほうが便利です。
PDFによるデメリット
PDFでも料理レシピを配信してスマートフォンで閲覧することが可能です。しかしPDFの見た目は画像のようなものなので、レイアウトが固定されています。デスクトップパソコンで閲覧する分には問題ありませんが、4〜5インチという画面サイズのスマートフォンには不向きです。逆にスマートフォン用のサイズでPDFを作成するとパソコンなど大画面では見づらくなります。
ホームページやPDFをプリントするという方法もありますが、紙やインクは無料ではありませんし、ecoが推奨されている一般家庭にはあまり合いません。
さらに今後ほとんどのWEB関連のことはスマートフォンでことが足りますので、「自宅にパソコンが無い一般家庭」もしくは「パソコンがあってもあまり使わない一般家庭」が増加していきます。
●リフロー型ePUBのメリット
画面サイズを選ばない
デスクトップパソコンの大きな画面からスマートフォンの画面まで1つのePUBファイルで対応できます。
WEB接続は1回のみ
一度WEB接続してダウンロード+保存しておけば二度とWEB接続の必要がありません。いつでも好きな時にスマートフォンで閲覧することが可能です。
公開後に改訂や変更が可能
ePUBの中身はホームページのような構造になっていますので、改訂や変更が必要な場合は即時対応することができます。
宣伝・広告を入れることが可能
ePUBにはWEBリンクを挿入することができますので、商品のホームページなどへリンクを貼ることができます。