カワサキKSR80(KSR2,KSRⅡ)のレストア・改造ブログ。ときどきヤマハFZ6 Fazer S2も登場します。

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運転免許自主返納前に:自分を彩ってくれた歴代バイクたち【三十歳未満編】

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●Kawasaki KDX125R

林道ツーリング・キャンプツーリングも楽しかったのですが、エンデューロレースにハマってしまいました。車も普通乗用車だったので、ハイエースに買い替えました。

KDX200SRが火付け役となったエンデューロレースですが、けっして速くない私は125cc以下クラスにチャレンジするためにKDX125Rを選択しました。「エントリー台数も少ないし、ちょっと頑張れば勝てるだろう」と思っていたのですが、大間違いでした。。。

同じバイクショップの常連さんには周回遅れにされ、表彰台どころか入賞さえできず・・・いつも順位は下から数えたほうが早かったです。。。

そう、私のレベルは『林道ツーリングレベル』だったのです!

お遊びレベルのエンデューロレースと言えども、当たり前ですが練習しなければ通用しません。

特に何もできなかったのが、マディコンディションです。スタックしまくりでレースどころではなく、「もう雨の日のレースはやらない(涙)」と考えていたぐらいです。

しかし・・・とにかく練習しました。

当時は桶川コースを走ったり、某大学の裏山を走ったり、その他では河川敷や海岸の砂浜など、走りまくりました。レースはKawasaki主催するレースだけに絞り、近場だけですがレース経験を積みました。

この1年間で表彰台どころか入賞したことは1度もありませんでした。

そして翌年、忘れもしない『モトスポーツランドしどき』にて、Kawasaki主催のエンデューロレースで初表彰台2位になりました。そのときはマディコンディションだったのですが、スタックすることもなく絶好調のレース展開でした。

同じバイク屋の常連さんからは、

にゃんこA
常連さん「KSRプラス君、すげ〜速いじゃん!いっぱい練習したんでしょう?ウチは2〜3周ぐらいラップされたかな(笑)?」

なんだか一つ階段を昇ったようで、声をかけてもらえて嬉しかったですね〜!しかもそのレースでは常連さんはKDX200Rというレーサーマシンでした。マディコンディションだったので、どこかで引っかかったのでしょう。私は渋滞していた場所でも順番待ちをしないで、すり抜けながらガンガン前に出ていましたから!

そういう走り方ができるまで成長したみたいです!

そのあとはKawasaki主催のエンデューロレース、軽井沢モーターパークで初めて優勝しました。

初めて表彰台の真ん中に立たせていただきました!

そのレースでは総合でも10位に入るというオマケ付きです。

Kawasaki主催以外のレースにも出るようになりました。オフロード雑誌主催のレースを含め、さまざまなレースに参加して入賞・表彰台の常連となりました。

ただし、私の実力が凄かったと言うよりは、昨年まで出場されていた『元国際A級の方』や『元国際B級の方』が出ていなかったからです。。。シャレにならないぐらい速かったのをよ〜〜〜〜っく覚えています。

はい、私はまだ大したレベルではないのです。

しかしここまでどっぷりレースにハマっているとKDX125もくたびれてきました。メンテナンスが行き届かないというのが主な理由ではありますが、レース中にクラッチが焼き付いたり、チェンジペダルがへし折れたり、フレームにクラックが入ったり(溶接しました)・・・。

レース途中にマシントラブルでリタイヤすることが多くなってきました(涙)。

そもそもKDX125はレーサーではありません。ヘッドライトやウインカーを外したからといっても、レーサーにはなりません。やはり公道バイクなんですよね〜。

1度だけピストンとリングは交換し、フロントフォークOH(スプリングを社外に交換)、リアサスはOH不可だったので新品に交換などやりましたが、新車になることはありません。バイク屋さんからも125ccクラスに出続けるなら新車を買ったほうがイイと言われました。

にゃんこA
バイク屋「次に大ジャンプしたら着地でフレーム折れるぞ〜(笑)!」

はい、結構ジャンプが好きなので、思いっきり飛んじゃうんですよね〜。

KSR管理人
「う〜ん・・・バイク買い替えて、レーサークラスに転向するか!」

125ccクラスを卒業しようかな〜と思っている頃、一緒にエンデューロレースを始めてモトクロスに転向して行った友人が来年MFJのNAクラスに昇格が決定するという嬉しいニュースが届きました。

当時はお遊びエンデューロではMFJでNA以上の人は参加できないというルールがありましたので、その友人と最後のKD125RのレースとなるKawasaki主催の軽井沢モーターパークで一緒に組んで参加することにしました。

そこで考えたのが

KSR管理人
「KDX125のチャンバーとサイレンサーを社外にして、レーサークラスで参加し、クラス優勝と総合優勝してやる!」

当時のルールでは125クラスへの参加条件はノーマルが基本でした。Kawasaki主催以外のレースでは「なんでもアリ」なこともあったので、プロスキルのチャンバーとサイレンサーを持っていたのです。

NA昇格が決まった友人はメチャクチャ速いです!



エンデューロをやっている「ど素人レベル(私です)」と比較すると2〜3倍ぐらい実力が違います。もちろんスプリントではないので、体力の配分さえ間違わなければ大丈夫なはずです。

エンデューロレースは3時間なので、まず友人にスタートから1時間走ってもらいます。次の1時間を私が走って、5L給油してラストまで友人に走ってもらうという作戦です。本来1時間30分ずつのほうが1回のピットインで済みますから、ピット時間短縮になるのですが、それでもタイムを考えると友人に長く走ってもらったほうが絶対に速いはずです。

予定ではトップをキープしてもらいたかったのですが、1時間経過後はレーサークラス2番手、総合だと4番手という順位・・・(ちょっと計算が狂った?)。

てっきりトップで戻って来れると思っていたのですが、コース上では100台以上走っているので、友人も自分のスピードを維持できない様子でした。普段MFJでモトクロスをやっている人だと「信じられないぐらい遅いバイクがうじゃうじゃいる!」という感じに慣れないのでしょう・・・。

いや〜、こりゃ私も相当気合い入れて行かないと優勝どころか表彰台へも上がれないかもしれません。

友人と交代して私が1時間全力で走ります。

私が乗るのはこの1時間だけなので、体力的な部分で後先考える必要がありません!とにかく転倒だけはしないように、ガンガン攻めて走りました。

2時間経過後はレーサークラスでトップに立ち、総合では3番手に上がりました!

ちょうどレースの半分ぐらいなので、ピットインする人が多かったのが幸いして、コース上のバイクが少なくなったため、思いっきりタイムを稼げたようです。

ラスト1時間は友人に託します。ピットインしてガソリンを給油→全力を出し切って優勝を目指します。

ピット前のストレートで速そうな人に追いつき抜き去ったのを確認しました。

あとで友人から聞いた話では

にゃんこA
友人「しぶとかったけど、ストレートが遅かったのでなんとかコーナー立ち上がりで抜くことができた!」

ご苦労様でした〜!!

最終結果はレーサークラス優勝!

総合では惜しくも2位でした。

にゃんこA
友人「いや〜、最初の1時間で、どうしても抜けないCRM250(126cc以上のクラス)がいた。あいつただモンじゃない!オレが途中で1回コケて、そのまま引き離された〜」

なるほど、確かに総合優勝はCRM250だったので、その方だったのでしょう(注:MFJの元NAだった方だそうです)!

たぶん当時の数年間、レーサークラスで市販車125ccが優勝というのはウチのKDX125だけだったと思います。

レースの楽しさを教えてくれたKDX125に花道を飾ってあげられました!

ちなみにチャンバーとサイレンサー以外のカスタムは

●混合ガソリン仕様
●デュアルラジエター仕様
●フロントブレーキキャリパーとマスターシリンダーをKX化
●KIPSチャンバー拡大
●社外ステップで大型化
●レンサルハンドル

などです。

なかでもデュアルラジエターは雑誌の掲載されているバイクショップに電話して教えていただきました。ウォーターポンプはそのままで、ヘッドのパイプを二股にするだけでOKでした。左のラジエターは古いKX125のモノを流用しました。

 

次回は【四十歳未満編】になります。

※なお当時はデジカメなど無い時代でしたので、画像はネットで拾ってきたモノになります。今後アルバムを整理してみて、写真を発見できたらスキャニングして順次入れ替え・追加してて行く予定です。

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