カワサキKSR80(KSR2,KSRⅡ)のレストア・改造ブログ。ときどきヤマハFZ6 Fazer S2も登場します。

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クラッチワイヤーケーブル・スロットルワイヤーケーブルの交換

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そうそう、『各ワイヤーケーブルの交換』も記録してなかったです。。。
ウチに返ってきたKSR80で気になっていたのが「クラッチワイヤーケーブルの固着」です。
ちなみにスロットルワイヤーケーブルも若干渋かったです。

最初にクラッチを握った時に「今まで握ったクラッチレバーで、一番重い」と感じるぐらい固着が酷かったので、当然新品へと交換です。純正パーツでも良かったのですが、ヤフオクで「クラッチ・スロットル・チョークのケーブルセット」をゲットしました。ステンレスワイヤーでカラーはブルーです。

※チョークワイヤーケーブルだけ前オーナーが純正新品に交換したばかりらしく動きがスムーズだったので、今回はそのまま交換せずに使用してます。

 

【チョット気になるコト】

巷ではワイヤーインジェクターを使用してCRCやスプレーグリスなどを注入するのが当たり前という認識のようですが、私は一切使用しませんし「新品ワイヤーへのグリスアップはやってはイケない」と考えています。

まず、オートバイを新車で購入したときにグリスアップされてますか?鉄ワイヤーの場合だと錆び止め用にミシン油ぐらいは染み込ませているかもしれませんが、スプレーグリスまで入っているバイクってあるのでしょうか?

もしかするとワイヤーケーブルにグリスアップされているバイクがあるかもしれませんが、私は見たことも聞いたこともありません(タイコ部は除きます)。→新車でグリスアップされているバイクがあったら教えてください(外国メーカーは除きます)!

ワイヤーケーブルを交換するとき、バイクに取付ける前に新品ワイヤーケーブルを手で動かしてみてください。なんの抵抗も無くスカスカっとスムーズに動きますよね?手でさわらなくてもグラグラもしくはスコスコ動きますよね?

グリスアップされている方はケーブルインジェクターでスプレーグリスを注油してから手で動かしてみてください。スプレー前と比較して若干抵抗を感じませんか?それでも注油したその時が一番抵抗の少ない状態で、そのまま使用しているといずれ抵抗が増大します。

注入したグリスが年月とともに劣化もしくは乾燥などにより固着の原因となります。バイクの使用頻度や走行距離にもよりますが、年に2回以上メンテされたほうが良いかと思います。

※車種によってはマニュアルなどに「ワイヤーを吊るしてオイルを注入してください」などと書いてある場合もあります。その場合は車体の構造上の問題で、水などが入るなどして固着してしまう可能性があるとかなんでしょう。

ワイヤーケーブルは消耗品なので、動きが悪くなってきたり伸びてきたら新品に交換するのが正しいメンテナンスだと思うのです。新品交換はメーカー純正部品が間違いないとは思いますが、社外もオススメです(市販のバイクも社外メーカーに委託したワイヤーケーブルを使用してます)!

社外だとステンレスワイヤーなどが選べることが多いです(錆びないです)。

残念ながらワイヤーケーブルの中って見えませんよね。タイコなど見える部分のワイヤーが切れかかっていたら迷わず交換なんでしょうけど、中で変なカタチで固着してたり、切れかかっていてもわかりません。どんなにキレイに洗浄したりグリスアップしても時間とお金の無駄です。

どんなにガンバってメンテナンスしても新品になることはありません!

やろうと思えばリペアキットなどが1000円ぐらいで販売されていますので、安価に修理が可能(タイコとワイヤーがセットでアウターは流用します)ですが、潔く新品と交換することをオススメします。

そして・・・現代の日本では『オーダーメイドでクラッチワイヤーケーブルやスロットルワイヤーケーブルの製作が可能』という時代です。問い合わせしたことはありませんが、1本からでも大抵のワイヤーケーブルを作ってくれると思います。よほど珍しいバイクでも現物を送るなりすれば作ってくれるんじゃないかな〜?興味のある方は検索してお問い合わせください。

 



 

実はこれだけ酷評していますが、競技車両にはワイヤーインジェクターを使用していました(笑)。

使用用途はエンデューロやモトクロスなどの競技専用車両(俗に言うモトクロッサーです)のメンテナンスです。

エンデューロやモトクロスなどの競技専用車両はレースや練習走行が終わった後に洗車機などで泥を落とすのが一般的です。天候が雨で路面状況がマディのときなど洗車が本当に大変でした。

水で高圧洗車するので洗車後は可動部分や各ワイヤー・チェーンなどに必ず注油します(とりあえず錆びなければ良いのでCRC556でOK!)。そのあと自宅に戻ったら一定のメンテナンスします。

クラッチワイヤーケーブルはケーブルインジェクターでメンテしてました。とは言ってもスプレーして泥が出てきたことなんて1〜2度ぐらいしかなかったです。基本的には水分除去程度ですかね〜?

スロットルワイヤーケーブルは一応防塵防水対策がされているので、たまにホルダーを開けて掃除してからタイコ周りにグリスを塗るぐらいです。

しかしレース生活の最後に乗っていたKX250Fでは、油圧クラッチに変更していたのでワイヤーケーブルのメンテからは解放されました。

 

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