3月頃に『電子書籍どうでしょう』さんに1ヵ月ほどKSRを貸出していました。GW前に返却していただいたのですが、そのときにこんなコトを言われました。
【リンク:カワサキ KSRⅡ(KSR80)を借りてきました〜!】
『電子書籍どうでしょう』さんがKSRに乗った感想では、「ブレーキでフロントが沈み込むのはまったく気にならないけど、加速させてギアを上げるときにフロントが上下するのは気になった」とのこと。
そう言われてみれば、パィ〜ンってシフトアップしながら加速させるときに、フロントフォークの伸び縮みで結構上下します。
正直なところ・・・「まぁKSR80なんだから、こんなモンでしょ!」という気分で乗っていたので、あまり気にしていなかったのですが、せっかくセッティングできるパーツが付いているのですからテストしてみることにしました。
ウチのKSR80には『KSR110』のフロントフォークが取付けてあります。
ヤフオクでゲットしたのですが、最初から武川のフォークアジャスターが付いていたんです。
リンク:サスペンションをどうにかしよう!【フロントフォーク編】
ちなみにリアサスも↓こんな感じなので、ウチのKSR80は全然ノーマルじゃないです。
KSR110ではアグレッシブスプリングになっており、アジャスターを締め込むとスプリングの間隔が広いところ、つまり初期の部分が縮むことになります。
本来この手のアジャスターってサグを出すぐらいと思っていて、峠を攻めたりサーキット走行するならともかく、街乗り走行程度にはそれほど影響があるとは考えていませんでした。
しかしリアサスも社外に変更しているので、普通に考えるとフロントが負けちゃっていますよね・・・。
今までロード系オートバイで前後サスペンションのセッティングをやったことって特にないです。私が乗ってきたバイクで圧伸の調整ができる車種ってレーサーだけで、公道走行バイクでは1台もなかったんですよね〜(言い訳モード)。
あっ、もしかすると隼はできたかも(まったく触ったことがないです)!?
モトクロスなどのレーサーでは前後ともソフトスプリングに変更したり、走るコースによって圧伸の調整してましたが、公道用はリアサスのスプリングをノーマルより1〜2段下げるぐらいしかやったことがないです(やっぱり言い訳)。
公道用のバイクは走れればイイぐらいにしか思ってなかったんですよね〜(完全に言い訳:笑)。
それではアジャスターを調整しよう・・・と思ったのですが、ハンドルが邪魔でアジャスターを回しにくいことに気付き、まずハンドルを外しました。
もちろんその前にKSRをスタンドアップ(小さい脚立)させておきました。
フォークスプリングを縮めるワケですから、フロントに加重がかかっていないほうが調整しやすいです。
現状ではこんな感じです。
調整というよりも・・・とりあず全部締め込みます!
約15mmぐらい締め込んだことになります。
フロントブレーキを握ってフォークを上下させてみたのですが、ほとんど変わりません。そうりゃそうです、たかが15mm程度では人間の感覚ではわかるワケないです・・・(スプリング長は350mmぐらいです)。
ということでテスト走行に行ってまいりました。
【アジャスターを全部締め込んだ状態の結論】
走り始めてすぐにわかりましたぁ〜!
ローギアからセカンドにシフトアップする際、ハンドルの上下動が軽減したのはもちろん、全体的にフロントが落ち着いた感じでギクシャクしなくなりました。
感覚だと半分ぐらいになったように感じます。ある程度スピードを出してもギアチェンジ時のハンドルの上下動は少ないというかピタリと収まりました!
これなら街中や長時間走行も楽になると思います。
こんなことならもっと早くアジャストしていれば良かったです(笑)!
『電子書籍どうでしょう』さん、アドバイスありがとうございました!!
なお、KSR80純正のフロントフォークの場合はどうなるかわかりませんが、KSR110には効果絶大だと思います。ただしリアサスがノーマルの場合は効果無いかもしれません。
でもちょっと高額パーツですね・・・やられる方は自己責任でお願いしますね。
あと峠などは走行しておりませんので、コーナリング性能などはわかりません。たぶんスプリングのアジャストよりもフォークオイルでセッティングするのが筋だと思います!