カワサキKSR80(KSR2,KSRⅡ)のレストア・改造ブログ。ときどきヤマハFZ6 Fazer S2も登場します。

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2スト混合燃料の作り方(混合ガソリン)

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混合燃料(混合ガソリン)の作り方って、人によって違うものです。
長距離を走られる方は、携行用のボトルに2ストオイルを用意される方も多いですね。

1ヶ月ほど前にお問い合わせから、「どんな感じで混合ガソリンを作っていますか?」というご質問がありましたので、今回『KSR PLUS』にしては珍しくキッチリ画像付きで紹介させていただきます(笑)。

※他にもご要望があれば、できるだけガンバりますので、お問い合わせください。

ガソリンスタンドで混合させる場合でも人によって違いはありますが、だいたい先にオイルを入れて、ガソリンをタンク7分目〜8分目入れてからタンクキャップを締めてバイクを揺する。そのあと残りのガソリンを入れてバイクを揺するという感じですかね。走り出せばそれなりにガソリンが揺れるので適度に撹拌されます!

昔から多くの方がやっている方法なので、↑のやり方でまず問題ないです。なお高速道路などを走っている途中での給油の場合は、最低でもタンクの3分の1は燃料を残して給油されたほうが良いと思います。KSRは無関係ですが(笑)。

私の使用している2ストオイルはコイツです!

あまり走っていないので、ちょっとしか減っていないです(笑)。
なんと言っても超格安で1リットル換算425円です(2017年11月現在で1700円/4L)!さらに口コミなどにも多く書かれていますが、2ストオイルとしては最高の性能です。分離でも使えるので2スト乗りの方にオススメです!!

それでは私の混合燃料の作り方を紹介します。

使用する道具などですが、左からミキシングタンク・2ストオイル・ガソリンボトル、手前に手動式灯油ポンプ・菜箸(使い古し:笑)というラインナップです。

 

1. まずはFZ6フェザーからガソリンを抜き取ります。今回は4リットルの混合燃料を作ります。
本来、手動式灯油ポンプでガソリンを吸い上げるのは不可ですが、気にせずに使ってます(自己責任ですね)。

※電動式灯油ポンプは引火の恐れがあり大変危険なので、絶対に使用しないでください。

 


2. 40:1の混合燃料を作りますので、左側のオイル用の「40:1」のところに規定量の2ストオイルを入れます。ただしこの計量の目盛りですが、正確ではないようです。私は誤差の範囲だと思って気にしませんが、気にされる方は予め料理用の計量カップなどに水を入れて正しい量をミキシングタンクに入れ、マーカーなどでラインを入れておくと良いと思います。

※ウチのKSR80は40:1で使用してますが、たぶん50:1でも大丈夫だと思います(自己責任です)。

 


3. 蓋を閉めてミキシングタンクを傾け、ガソリンを少量オイル側に移動させます。赤い矢印のところからガソリンが移動する仕組みです。

 


4. 菜箸(使い古し)を使って、オイルとガソリンを撹拌します。できれば木製ではなく、プラスチックやアルミやステンレスの棒が良いと思います(笑)。100均一とかで売ってますよね・・・(今度覚えていたら買ってこよう)。

 


5. 再び蓋を閉めてガソリンをできるだけオイル側に移動し、撹拌します。このように少量のガソリンとオイルを混ぜておくことで、あとの行程で楽に混合させることができます。

 


6. ゆっくりオイル側からガソリン側へすべて移動させます。蓋を両方とも閉めて2〜3回ぐらいガソリン側とオイル側を行ったり来たりさせます。こうすることで2ストオイルが残ったりしなくなります。

 


7. ガソリンと2ストオイルが一緒になったところで、もう一度撹拌します。このとき泡立たないよう菜箸をゆっくと回します。2ストオイルや気温などにもよりますが1分ぐらい撹拌すれば十分です。

※一般的には蓋を全部閉めてから、シャカシャカとミキシングタンクごとシェイクする思いますが、気密性がショボいのでガソリンが漏れてきます。ガソリンは揮発しますので、基本的にはシェイクするのは本来NGデス。棒でかき回してもキチンと混ざりますので、ご心配なく。

 


8. 混合燃料の出来上がりです。オイル側の蓋を外す、もしくは緩めた状態でバイクのガソリンタンクに注ぎます。この注ぐときにもガソリンとオイルがさらに混ざり合います。

 


9. KSRに混合燃料が足れるかもしれないので、ウエスを敷いておきます。あれ?混合燃料が余ると思ったのですが、ほぼピッタリでした・・・・。

※気にされる方は、古い燃料と新しい燃料を混ぜるために、タンクキャップを閉めたあとKSRを左右に振ったり、FブレーキをかけてFフォークを上下させて撹拌してください。

 


10. 余った場合は混合燃料をガソリン専用のボトルに入れて保管しておきます。

いつも大体こんな感じで作っています。

モトクロスをやっている頃はミキシングタンクを使用せずに5リットルのオイルジョッキを使用してました。オイルの計量はメスシリンダーです。KX85を友人の会社の後輩に譲るときに一式あげちゃったので、2年前KSR用に新たに購入しました。



正直なところ、私のような作り方じゃなくても大丈夫です。現在市販されている『混合にも使える2ストオイル』のほとんどが柔らかいオイルで、ガソリンと混ざりやすいものばかりのようです。しばらくエンジンをかけなくてもオイルとガソリンが分離するなんてこともありませんし、街中を走る分にはまったく問題ないです。

※すべては自己責任にてお願いします。


バイクで持ち運ぶなら↓コチラのほうが良さそうです。

 

《追記》
ウチのKSRはツーリングの予定が今のところないので関係ありませんが、混合燃料のメリットとして『長い下り坂の峠で焼き付かない』というのがあります。下り坂が長く続く峠だとワイヤー式のオイルポンプであるKSRはスロットルを閉じる時間が長いためオイルの供給が追いつかなくなると焼き付く可能性がいくらかあります。

例えば下り坂でコーナーに入る前にシフトダウンして回転数を高くキープするときや、低燃費走行だと思ってほとんどスロットルを開けずに下っているときなどです。

ノーマルのKSRで峠を遊ぶ方は予め少量の2ストオイルをガソリンタンクに入れておくことで、ある程度焼き付きを防ぐことができます。

※下り坂で回転を落としたまま走行するとカブる可能性もありますが、あまり気にしないほうがイイです。特に異常のない2ストバイクなら普通に走っている分には問題ないです。不安のある方は予備のプラグを数本積載しておきましょう!

 

ツーリングなどの遠出される方はコチラもご覧ください!

KSR専用混合ガソリンの混合比早見表とか作ってみました

 

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