カワサキKSR80(KSR2,KSRⅡ)のレストア・改造ブログ。ときどきヤマハFZ6 Fazer S2も登場します。

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混合燃料化への道

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タイトル通り2ストオイルをガソリンと直接混ぜるという仕様に変更します。

巷でよく聞くお言葉ですが

「混合燃料化なんてメンドくさいっ!」

ということが言われております。

 

確かに面倒と言えばその通りなんですが、私はそれほど面倒だとは思っていません。
モトクロスを少々嗜んでおりましたので、混合には慣れているというのがあるかもしれません。

それよりもメリットのほうが大きすぎるので私は混合化しま〜す!!

※上の画像をよく見ていただくと混合化してあることがわかると思います!

《混合燃料化のメリット》
1. 電子制御されているオイルポンプならいざ知らず、スロットルケーブルを2股に分けたケーブルだけで引いているクラシカルなオイルポンプなどは信用できません。しかも約20年前のバイクですし全体的にガタがきてます。まぁ金銭的な都合もありますが、すべてを新品にするというのも難しい話です。

現状では明らかにオイルが濃く、要調整状態です。

調整はケーブルの長さを調節するわけですが、現実のオイル流入量などを数値で示してくれるわけじゃないし、ましてやガソリンとの混合比がいくつになるのかなんてわかるわけが無い!要するに「勘を頼りに調整する」ことになってしまうのです。もちろんノーマル位置であるマークに合わせておけば問題ないでしょうけど、この白煙の量からするとマークは当てにならないというのがよくわかります(※すべてのKSRが同じ症状ではないと思います)。オイルをもっと薄くするのがベストなのですが、ドコまで絞れば良いかわかりません。。。

自分でガソリンとオイルを混合するなら「25:1」とか「40:1」とかキチンと計測して作ることができます。つまり混合燃料化のほうが理にかなっているということになりますよね!

※オイルが多い分にはエンジンは壊れにくいというのは間違いないと思います。せいぜい「白煙が多い・オイル飛びが多い・プラグがかぶりやすい・走りがもたつく・スロットルがついてこない・エンジン内にカーボンが多く溜まるのでメンテ回数が増える」などぐらいでしょうか。

混合化すれば常に気持ちよく走れますし、長期にわたりエンジンの調子が良いという大きな特徴があります。



2. 気軽に2ストオイルを変更することができます。ウチのKSRは現状ではオイルタンクを空にしてダミーで付けているのですが、オイルを変更するならオイルタンクが空になるまで走ってから変更するか、わざわざオイルを抜いて交換することになります。オイルを全部抜くとエア抜きもやらないとならないので結構手間がかかります。

2スト時代のモトクロスを少々たしなんでおりましたので、昔はまぁいろいろ試しましたよ!自分でモトクロッサーの腰上OHやってたので、オイル選びも重要な「お遊び要素」でした。結果として行き着いたのが「マキシマのレース用2ストオイル」でした。
さて今回は街乗り専用なので、なにか良いオイルを探してみましょう!

3. 燃料タンク内が錆びにくい(笑)。古いバイクなので、とても気になる部分です。常識的には常にガソリンを満タンにしておくと錆びにくくなるのですが、さらに微量のオイルが混ざっているので更に錆びにくくなります。まぁあまり気にするレベルではないですけど!

というようなメリットがあります!

それと・・・KSR専門のプロが言っているので間違いないです!

※リンク切れのため表示無しになっています。。。

KSR80のメイン使用用途は「チョイ乗り」です。通勤などに使う予定は無いので、2〜3ヶ月に1度燃料を入れるぐらいでしょう。そんな時に役立つのが大きいお兄ちゃんバイク(YAMAHA FZ6 FAZER S2)です。19.4リットルのガソリンタンクを装備していますので、こいつからガソリンを抜いて混合燃料を作りKSRに入れてあげます。

混合化することによってオイルポンプの使用停止(メクラとして使うので外すことができません・・・)、マニホールドへのオイルラインの停止・2ストオイルタンクの撤去(撤去せずダミーとして空のまま取付けてあります)・スロットルケーブルの変更など「様々な無駄の排除」をやります。しかしオイルポンプを回すためのピンは・・・抜けないよなぁ。まぁピン抜かなくても普通に走るだろうからそのままにしておきます。

スロットルケーブルは社外のKSR50・80専用のモノをヤフオクでゲット!分岐のところからオイル用のワイヤーを抜いて、穴を適当に塞いで終了。

ハイスロも考えたのですが、私の乗り方では不要なのでやめておきます。

あとはオイルラインなどを適当にメクラして終了です。

とりあえず混合する2ストオイルはコレを使ってみることにしました。

超格安な2ストオイルだけど、SYNTHETICでFDグレード、分離・混合両方イケます。
ガソリンと混ざりやすいので使いやすいですね!

混合比は30:1・40:1・50:1で使ってみました。

※たぶん25:1が正解ですが、多少薄くても高速道路を走ることはないので、混合比が原因で焼き付くことはまずありえません。

どの混合比でも暖気運転中は若干白い排気ガスが出ますが、温まるとほとんど煙が出ず、走行中に白煙をまき散らすことはありません。10kmぐらい走るとサイレンサー出口にちょっぴりオイルが残りますが、2スト乗りとしてはまったく気になるレベルではないです。

とか言いながら自宅に帰るとサイレンサーとナンバープレートを拭いています(笑)。

走りの感覚としては「どの混合比でもほとんど変わらない」でした。
街中を走る分には差が出にくいですね。。。

エンジンから異音とかも無いし、結局40:1でしばらく様子を見ることにしました。

しばらくAZを使ったらコレも試してみたいです。

KTM指定オイルで混合専用の2ストオイルです。
混合比が100:1まで使えるという代物らしいのですが、トライアルとかだと100:1かな?KSR80の街乗りだったら100:1でも良さげですね。
AZほどではありませんが、コスパも良いですしエステル系オイルなので潤滑性能や保護性能にも優れていそうですね。

AZを4Lで買っちゃったけど、テストしてみたいので1本だけ購入してみます。

《追記》

混合燃料(混合ガソリン)の作り方のエントリー記事です。ちょっと変わった作り方をしていると思いますので、ぜひご覧ください。

2スト混合燃料の作り方(混合ガソリン)

 

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