●体重の増減のない停滞期は必要なカラダのシステムです●
個人差はありますが、ダイエット開始から3ヶ月ぐらい過ぎるとカラダが以前より『減らした摂取カロリー』に慣れてきます。もちろん個人差がありますので慣れるまで半年以上かかる方もいると思います。
しかし体重と体脂肪率はいかがでしょうか?
今まで通りの生活で運動や筋トレなどをやっていなくてもダイエット前より落ちていませんか?
個人差がありますのでおおよそですが、体重で3〜4kgぐらい、体脂肪率で3〜5%ぐらい落ちていると思います(ダイエット前の体脂肪率が『標準(+)』の方)。
そして『食事制限ダイエット』開始から3ヶ月〜半年ぐらいで俗に言う『停滞期(約1ヶ月)』になります。
これは今まで通りの『食事制限』を続けてきて、現状のカラダに必要な1日の摂取カロリーが以前より下がったからなんです。
しかしこの『停滞期』を1ヶ月ぐらいは続けてください。今のカラダと摂取カロリーに慣れておかないと脳が飢餓状態と認識して脂肪を溜め込みやすいカラダになってしまいます。よって『停滞期』は必要なんです。
摂取カロリーの見直し
カラダと脳が十分に『停滞期』に慣れたら、もう1度だけ摂取カロリーの見直します。
※『停滞期』に慣れたという指標は、間食など不要でお腹もほとんど空くことがない状態が継続していることです。
今後の摂取カロリーの見直しは本人にお任せいたします。
体脂肪率『標準(+)』だった方は次の摂取カロリーが今後ず〜っと続くことになります。
ダイエット前/体脂肪率『標準(+)』の摂取カロリー・・・2000kcal/日
ダイエット開始〜半年ぐらいの摂取カロリー・・・1900kcal/日
今後の摂取カロリー・・・???kcal/日
上記の例だと半年後には体重がマイナス3.6kg前後になっていると思いますが、その時のカラダを維持し続ける摂取カロリーが1900kcalです。そのまま1900kcalを続ければマイナス3.6kg前後の体重を維持することができます。もう少し痩せたい場合は摂取カロリーを下げなければなりません。
例えば摂取カロリーを1800ckal/日にすれば半年後にはさらに3.6kgぐらい痩せることができます。
※ただしすでに最初の半年で体脂肪率『標準(-)』に突入された方は摂取カロリーをマイナス100kcalにしても若干体重や体脂肪率が落ちにくいです。体脂肪率『標準(-)』の下の数字を目指す方は、さらに半年後もう一度摂取カロリーの見直しが必要です。
何もダイエットをされる方全員が体脂肪率『標準(-)』を目指すワケではないと思います。
『食事制限ダイエット』を1年続けられれば、そのあとも続けられます。というよりもカラダが1年前より少ない摂取カロリーで十分と判断しますので、食べ過ぎることが少なくなります。もちろん油断は禁物ですから、毎日体組成計に乗ってくださいね!
もし飲み会や食事会などで食べ過ぎて、体重がチョット増えてしまった場合は、下記のように対策してみてください。
●現状が『標準(+)』の方
体重が2%増あったら、翌日〜翌々日の摂取カロリーを控えましょう。
例:通常体重50kgの方・・・2%=1kg
●現状が『標準(-)』の方
体重が1%増あったら、翌日の摂取カロリーを控えましょう。
例:通常体重50kgの方・・・1%=500g
体重や体脂肪率はあくまでも目安ですが、これだけ気をつけていればカラダを維持できます。